脱ステ(脱ステロイド)
アトピーの方なら、この言葉を聞いたことがあるかもしれません。
脱ステとは、ステロイドの薬を断つことです。
ステロイドをやめると、それまで薬で抑えていた炎症が肌に現れ、浸出液と呼ばれる液体が身体中から湧き出てきます。
その炎症・浸出液はリバウンドと呼ばれ、本当に辛い期間です。
この記事では、脱ステのやり方、注意点、脱ステ中のトラブルの対処法について、私自身の経験から得たことを徹底的に解説し、これから脱ステをしようと考えている方が現実的に実行できる内容にまで落とし込みました。
脱ステは本当にアトピーの解決策になるのか?
脱ステが本当にアトピーの解決になるのかは、ネットでも様々な情報が錯綜しているのが現状です。
医者によっても意見はさまざまです。
脱ステでアトピーを克服できるという医者もいれば、脱ステは危険だからやめた方が良いという医者もいます。
大事なのは、自分に合うか合わないかです。
脱ステを完了すると、ステロイド依存を脱して元のアトピー肌に戻ります。
体質的に免疫機能が暴走していて本当に抑制しないといけないくらいなら脱ステは危険と言えます。
しかし、私の感触からするとアトピーの人の99%は脱ステにより身体が持つ本来の機能を発揮させることができるので、結果的にアトピーを克服できます。
ロジカルに考えてみましょう。
ステロイドは終わりのない薬です。
使う限り、使い続けなければなりません。
しかも、使えば使うほど強い薬になっていきます。
一方で、アトピーの克服を、「薬を使わなくてもきれいな肌を保つこと」と定義すると、ステロイドを使うことと、アトピーを克服することは両立しないのです。
すなわち、脱ステはアトピーを克服するための最初の一歩なのです。
(アトピーとうまく付き合ってる方の中にはご自身にとって適度な量・頻度でステロイドを上手に使っている方もいらっしゃることは承知しております。その方を否定するつもりはありません。が、本サイトではアトピーの克服を上記のように定義しています。)
そもそもステロイドとは?プロトピックとは?
ステロイドや、代用薬として処方されるものにプロトピックがあります。
これらの薬は免疫抑制剤というもので、その名の通り、免疫を抑制するものです。
免疫とは、ばい菌やウイルスを始めとする外部の異物に対する体の防衛機能です。
つまりステロイドやプロトピックは身体の防御機能を低下させる薬なのです。
これらの薬を炎症部にぬると、炎症がすぐにひくので、見た目ではきれいな肌になったように見えます。
西洋医学的には、炎症という症状があるなら、それがなくなればOKなので、ステロイドの薬を使うんですね。
つまり、アトピー向けの薬は単純に炎症を抑えることを目的としており、炎症の根本原因を解決しているわけではないのです。
ちなみに、プロトピックはもともと臓器移植のときに使われていた免疫抑制剤です。
(参考)
根本解決ではないのに皮膚科医がステロイドを処方する理由に、アトピー性皮膚炎ガイドラインというものがあります。
これは、医者のためのガイドラインで、アトピーの人に対してはこういう診察をしましょうという指南書です。
その中で、ステロイドの処方が推奨されてます。
このガイドラインがアトピーの人をさらに苦しめる根源ということで、一部の脱ステ医や国際団体はこれを改める署名活動をしてます。
⇒ 佐藤小児科によるガイドライン改定要求(現在は終了しています)
アトピー性皮膚炎ガイドラインがステロイドを推奨する理由は不明です。
編集委員として最初に名前が挙がっている加藤則人氏は大学の先生です。
アトピーの根本解決を考えるよりも、薬で炎症を抑えられればOKという理解なのかもしれません。
(加藤氏を悪く言いたいわけではないです。自身がアトピーでないならその程度の理解になってしまうことは自然でもあります。)
ただ、医者の中にもアトピーで苦しむ人に本気で寄り添い、脱ステを推奨する方もいます。
特に深谷医師は自身がうつ病になってしまうほど、アトピー患者の脱ステ・アトピー克服にご尽力されました。
⇒ 深谷医師のブログ (うつ病に伴い現在は脱ステ診療を控えているそうです)
脱ステ、2つの方法とは?
脱ステの方法は二つあります。
突然全てをやめる方法と徐々に減らしていく方法です。
突然全てをやめる方法
これは文字通り、突然全てをやめます。
ステロイドもやめます。
飲み薬もやめます。
可能なら保湿剤もやめます。
徐々に減らしていく方法
これは、ステロイドの強さを少しずつ弱くしていったり、薬をつける頻度を少なくしたりして、徐々に体を慣らしながらステロイドを抜く方法です。
この方法、自力でできないことはないですが、後述のように成功率が低いです。
この方法で成功率を高めようと思うと、脱ステに理解のある医師の協力が必要です。
皮膚科医の99%はアトピー性皮膚炎ガイドラインに沿った診察を行うので、そうではない医者を探す必要があります。
成功率は突然やめる方が高い
僕は突然全てをやめる方法をとりました。
理由としては、当時通っていた皮膚科は脱ステに関心がなく、徐々に減らす方向すら診察する望みがなかったからです。
しかし、これが逆に良かった。
後から知りましたが、脱ステの成功率は突然やめる方法の方が高いのでした。
脱ステに関するブログでも脱ステに成功しているブログのほとんどは突然全てをやめる方法を採用してます。
脱ステを完了すると嬉しいこと
脱ステを成功して、嬉しかったことはたくさんあります。
以下は、実際に私が嬉しかったことです。
- 薬を手放せる
- 自分に自信がもてる
- 肌が健康的になる
- 見た目が若々しくなる
- 人目を気にせず服を選べる
- 好きな服を着れる
- スポーツの汗が気にならなくなる
- プール・海に行ける
- 子供ができる
- 親・友人に心配されなくなる
- 変な情報(間違った医者・医療)に騙されなくなる
- 医者を正しく使える
- 医者の言うことを鵜呑みにしなくなる
- 薬に頼らず、本当の自分の身体で生きる実感を持てる
- 笑顔が痛くない
- 薬代・医療費がかからない
- 薬代・医療費の税負担を減らせる
- 薬・通院の時間を減らして別のことができる
- お酒が飲める
- 夜の営みに集中できる
- 夜中に起きなくなる
- ストレスが減る
- 仕事・勉強に集中できる
- 保湿剤等が要らなくなる
- 子供を信じられるようになる
- シャツに血が付かない
- 表情が豊かになる
- 日中、股間が気にならない
- 肌を手入れする時間が浮くので他のことができる
- 苦しみが終わる
こんなに素晴らしい生活になるのですから、本当に脱ステをして良かったです。
脱ステを成功させるたった一つのコツとは?
脱ステを終えたからこそ、脱ステを成功させるコツがあることがわかりました。
それは、「人間の身体は上手くできている」ということを腑に落とし、身体のことを信じてあげることです。
人類は、この世界に出現してから何百万年と子孫を残して、現代に至ります。
その過程では飢饉もあり、ペストのような感染症もあり、様々な困難を乗り越えてきています。
1000年前の平安時代にアトピーがあったかはわかりませんが、今よりも不便だったはずです。
その時代でさえ、人間は力強く生きてきたのです。
ならば、現代に住む我々の身体だって、その頃より劣っているはずがありません。
私の妻はホルモンの関係で医者から子供はできないかもしれないと言われていました。
しかし、僕が「人間の身体はうまくできている」の信念を常々説明していたところ、不妊治療をしなくても子供ができました。
子供ができないと言われた人に子供ができたのです。
アトピー肌を克服するのにそれ以上の奇跡が必要でしょうか?
アトピーに関する先入観を取っ払って、視点を変えてみましょう。
人間の身体は上手くできているのです。
アトピーのかゆみや赤みは身体の正常な反応と考えてみましょう。
そもそも、かゆみが生じるのは肌に何らかのトラブルが発生しているという合図です。
トラブルは乾燥かもしれません。ばい菌がいるのかもしれません。ウイルスがいるのかもしれません。
何かと戦っているから、かゆいのです。
かゆくて正解なのです。
そう考えると、かゆみを薬で抑えるのは身体のためとは言えません。
人間の身体は上手くできていることを考えると、生まれつき免疫機能が暴走しているような特殊な方を除いて、ほとんどの人は身体の本来の機能を発揮させることで薬に頼らなくて良くなるはずです。
そこまで腑に落とせたら、脱ステを成功したも同然です。
辛いリバウンドも乗り越えられます。
リバウンドって何?期間はどのくらい?どんな経過を辿る?
リバウンドとは、ステロイドを断つことでそれまで薬で抑えていた炎症が一気に噴出してくることです。
これがメチャクチャ辛い。
リバウンドにも5種類ほどありますが、過酷なものでは日常生活に支障がでます。
リバウンドの種類については深谷医師のブログにわかりやすい解説があります。
⇒ 深谷医師のブログ
僕が経験したのは、二番目に激しいタイプ 痒疹拡散型 と言われるものでした。
脱ステを開始したのが2014年の9月です。
最初の1年がリバウンドのピークで、特有の炎症と傷と浸出液とガサガサゴワゴワの肌を1年間耐え忍びました。
1年経ったころには多少落ち着きましたが、それでも断続的に浸出液が出続けました。
2年ほど経った頃には全体的に落ち着きを取り戻し、脱ステ完了と言えるくらいまで復活しました。
詳細な経過については関連記事にて記載します。
脱ステ中の保湿はどうやるの?脱保湿は良いの?
脱ステ中、最初は保湿剤を使ってましたが、途中からは保湿剤もやめました。
なぜなら、目指すところは「薬を使わなくてもきれいな肌を保つこと」であり、保湿剤すら使わないのが理想だったからです。
しかし、傷口がぱっくり割れてあまりに辛い時はシナリー社のアイドルという保湿クリームを塗ってました。
個人的には色々な保湿剤を試した中で、これが一番刺激が少なくアトピー肌に優しかった印象です。
脱ステを完了した現在は全く保湿剤を使っておらず、完全に脱保湿になってます。
気になるときは水をつけます。

(追記)
現在はパッケージが変わってます。
こちらになりますのでご確認ください。
顔の見た目が気になるときはどうする?
脱ステ中、特に顔から浸出液が出てくる時期には、顔は腫れるし、浸出液でテカテカになるし、浸出液が乾いたらガサガサのフレーク状態になるし、見た目は最悪です。

見た目が悪くなることはわかっていたので、僕は当時の上司に「薬をやめると見た目が酷くなるが気にしないでくれ」と宣言してました。
その上司から情報があったからか、周囲の同僚たちも見た目について特に話題に触れることなく、僕は淡々と闘いの日々を送れました。
予め周囲に宣言をしておけば勝手に周りが気を使ってくれるのでありだと思います。
洗顔はどうすれば良い?
顔のケアとしては、やはり完全放置です。
上述の保湿クリームを使うこともありましたが、基本的には脱ステ&脱保湿により、肌に本来の機能を発揮してもらうよう専念しました。
洗顔も水で洗うだけです。
というか、洗顔料はしみて痛いですし、スクラブ洗顔なんかした日には痛すぎて泣けてきます。
肌のことを考えても、せっかく本来の機能を発揮しようと頑張っているのに、洗顔料で邪魔する必要はありません。
かゆみは我慢するの?
脱ステ中も身体中がかゆいと思います。
かゆいときは、我慢せずにかきましょう。
かゆみを我慢して良いことなんて一つもないです。
そんなことでフラストレーションを溜めて脱ステを途中でやめてしまうことの方が最悪です。
そもそも、人間の体は僕らが思ってる以上に上手くできているのです。
かゆいなら素直にかくことが体のためでもあるのです。
かくだけかいたら、血が出てきます。
痛くてそれ以上かけなくなるので、死にはしないです。
浸出液は出し切るの?
浸出液は出せるだけだします。
色が黄色いのは、黄色ブドウ球菌が含まれているからです。
つまり、皮膚は菌と戦った結果として、浸出液を排出しているのです。
浸出液はトックスの合図と解釈し、闘ってくれてありがとう、と身体を労ってあげてください。
最初はどんどん湧き出てきますが、ティッシュやガーゼでどんどん吸い取りましょう。
そして、できれば積極的に出し切ります。
搾り取るように、つねるようにして、浸出液を出しまくります。

なお、ティッシュは漂白剤を含んでいるからティッシュに吸わせない方が良いとするブログもありましたが、個人的には気にしなくて良いと思います。
なぜなら、身体が戦った結果として浸出液を排出しており、それを吸わせるものがたまたまティッシュなだけであって、漂白剤を肌に刷り込んでいるわけではないからです。
気になる方はこちらのような医療用のガーゼをお使いください。
食事で気を付けることは?
僕が脱ステを行った中で気を付けた食事での注意点は以下です。
- インスタント食品やファストフードはたまに
- 野菜を意識的に食べる(サラダを1品加える)
- 塩分は控えめにする(味噌汁は残す)
- 水を1日2リットル目安で飲む
インスタント食品やファストフードはたまに
インスタント食品や外食は、化学調味料が家庭での食事よりも多量に用いられていることが多いですし、栄養が偏る傾向にあります。
アトピーに限らず、これらはなるべく避けた方が望ましいのは言うまでもありません。
野菜を意識的に食べる(サラダを1品加える)
言うまでもなく、野菜は体に良いです。
意識的に食事にサラダを加えるようにしました。
どれほど効果があったかはわかりませんが、サラダを食べるだけで頑張ってる感がでるのでお勧めです。
塩分は控えめにする(味噌汁は残す)
基本的に、現代人の食事は塩分が多いです。
大抵の人は濃い味付けに慣れてしまっており、塩分を必要以上に摂取しています。
子供を育てたことがある方はわかると思いますが、赤ちゃんの食事は薄味です。
というか、味付けをしないことも多いです。
成長のための栄養を求めているはずの赤ちゃんですら薄味なのだから、塩分は控えめくらいがちょうど良いのです。
塩分を控える方法として僕が行った方法は、味噌汁を残すこと。
これだけでだいぶ違います。
水を1日2リットル飲む
個人的には、これが一番効果あると感じました。
毎日2リットルのペットボトルを持ち歩き、それを一日かけて飲むことを心掛けました。
こんな感じで家に常備しています。
非常用にもなるのでアリですよ。
人体の70%は水分です。
身体は毒素と戦ったり分解したりするのに、水を必要とします。不要なものを排出するときには汗やおしっこと一緒に排出します。
わかりやすい例としては、お酒を飲んだ次の日はのどが渇きますよね。
これは、アルコールを分解するために水を必要としているからです。
分解したアルコールは最終的にはおしっことして体外に排出します。
そして脱ステ中、身体はデトックスのために浸出液を大量にだします。
水分を必要としているのです。
僕は一時期、水を飲む量を減らしたことがありましたが、明らかに肌の調子が悪くなりました。
それ以来、水をたくさん飲むことが大事なことがわかりました。
水分制限も良いって聞いたけど?
摂取する水を減らしたら浸出液が減った、という話をたまに聞きます。
浸出液が減るのは一見良い兆候のように見えますが、原理原則に立ち返ると、それはミスリードです。
浸出液は身体がばい菌(黄色ブドウ球菌)を排出した結果です。
出せば出すほど、ばい菌と戦う能力が上がっている証拠です。
ならば、それを助けるために水分はどんどん摂取するべきです。
シャンプーやボディーソープのおすすめは?
おススメは何も使わないことです。
シャンプーやボディーソープには界面活性剤が含まれています。
界面活性剤は強力に汚れを落としますが、一緒に皮脂も落とします。
皮脂は肌のバリア機能発揮するための重要な要素です。
界面活性剤は必要以上に皮脂を落としてしまいます。
おススメはお湯だけ。
湯シャンして、身体をお湯で流して、おしまい。
シャワーの温度は39度~40度くらいが良いです。
それ以上温度が高いと肌を刺激して余計なかゆみを誘発します。
最初は違和感があるかもしれませんが、すぐに慣れます。
脂が残ってる感じがしますが、その脂が肌には良いのです。
まずは2週間お試しください。
お風呂の入り方は?シャワー?半身浴?
浸出液がでているうちは39度~40度のシャワーを基本にした方が良いです。
理由は、肌への刺激が少ないから。
湯舟はたいてい41度~42度くらいにしないと気持ちよくないので、アトピー肌には熱すぎて必要以上にかゆくなってしまいます。
半身浴は好みの問題です。
身体がポカポカしすぎると、それまた必要以上にかゆくなるので、そうなる前に終えるなら良いかもしれません。
脱風呂も良いと聞いたけど?
脱風呂が良いと言われる根拠は、皮脂を除去する機会をなくすことに由来します。
皮脂は肌にとってバリア機能を発揮するための必要な要素です。
お風呂に入らないということは、必然的に皮脂を肌にとどめておくことになります。
中には1ヶ月などの長期にわたり風呂に入らない方もいらっしゃいますが、そこまでするとさすがに体臭も気になってきます。
おススメはやはりお湯だけ(湯シャン)の入浴です。
39度~40度のシャワーを浴びるだけが肌への刺激を最小限にしつつ、清潔さを保ちます。
これなら毎日入浴しても肌への影響を最小限にできます。
温泉も良いって聞いたけど?
温泉は、含まれている成分が肌の代謝を促進するので肌に良いと言われます。
ただ、脱ステ真っただ中では避けた方が無難です。
なぜなら、温泉の成分が脱ステ肌には刺激が強すぎるから。
脱ステ中は肌が本来の機能を取り戻そうと闘っている最中なので、イレギュラーな刺激は避けてあげたいところです。
温泉に入るなら、浸出液がほぼ収まってきたくらいのタイミングにするべきです。
脱ステ後半でしたら浸出液も収束し肌の代謝を促進した方が良いので、温泉はピッタリです。
洗剤は何を使えば良いの?
衣類に残留した洗剤がアトピーに悪影響を及ぼすと言われます。
刺激に敏感なアトピー肌には、低刺激の洗剤が良いのは明らかです。
個人的なお勧めは、サラヤ社の「Happy Elephant」(ハッピーエレファント)です。
市販の洗剤は一通り試しましたが、ハッピーエレファントが一番刺激が少なく、かゆみが少なかったです。

(追記)
現在はパッケージが変わってます。
こちらでお探しください。
(追記)
洗剤よりも粉石けんの方が良いと言う方もいます。
個人差あると思いますので、粉石けんもお試しください。
ファスティング(断食)も良いって聞いたけど?
ファスティングはケースバイケースです。
現代は飽食の時代ですので、普段食べ過ぎている方にはちょうど良いかもしれません。
僕がファスティングを知ったのは脱ステ後半でした。
三日断食ですべて解決すると聞いたので試しましたが、浸出液の状況は特に改善されることもなく、現状維持という感じでした。
三日断食がきっかけで食べ物が後日肌に影響を与えることがわかりましたが、脱ステ的には地道に浸出液を出しまくるしかないと結論が得られました。
脱ステを断念する理由。脱ステを失敗しそうになったら。
脱ステを断念する主な理由はリバウンドの辛さです。
痛みとかゆみに耐えられずに断念してしまうケースがほとんどです。
また、リバウンドだけなら何とかやり過ごせていても、仕事のストレスのピークと重なったりして、諦めることも多いです。
こればっかりは、個人個人の心の強さによるところですが、前述のとおり、「人間の身体はうまくできている」の信念を腑に落とすことで、心の強さを取り戻して脱ステを乗り越えることができます。
子供のアトピーも脱ステするべき?
子供について詳しくは別の記事にしますが、結論はステロイドは使わない方が良いと考えます。
子供の頃からステロイドを使っていると、一時的に見た目は良くなりますが、身体はステロイド依存体質になっています。
そして、大人になって脱ステをしようとすると壮絶なリバウンドが待っています。
「人間の身体はうまくできている」と信じてあげましょう。
多少の肌荒れは時間が経てば良くなると腹を決めて、放置してあげるのも愛情です。
私自身、子供の頃肌がカサカサしていることを毎日親に心配され、薬をつけてもらってましたが、あまり良い思い出ではありません。
僕の身体なのに、親の身体のような感覚がしてしまって余計自信をなくした記憶があります。
今思えば「この子なら大丈夫でしょ」と信じてほしかったと思います。
それを反面教師に、自分の子供は多少肌が荒れてもそのまま放置しますが、しばらく経てばきれいな肌に戻ってます。
最後に
脱ステはほぼ全てのアトピー肌の方が実行できると思いますが、中には生まれつき免疫系が暴走していて、本当にステロイドを必要としてる方もいるかもしれません。
(割合としては1%もいないと思いますが。)
肌だけでなく、明らかに体調が悪いときは無理せず病院に行きましょう。
質問等ありましたらお気軽にご連絡ください。
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