脱ステ中、リバウンドのピーク時には顔にも身体にも傷口が現れて、浸出液が噴出し、全身が大騒ぎです。そんな中、少しでも苦痛を和らげるために保湿をしたくなると思います。せっかく脱ステしているなら、脱保湿もしてしまうのがアトピー克服の近道ですが、どうしても辛い時には保湿剤を使うことも仕方ありません。この記事では、脱ステ中の保湿について、脱ステを完了した経験から詳しく解説します。

この記事の結論

  • 脱ステ中に保湿剤は必要ない(脱保湿)
  • 洗顔、顔のケアはお湯と水だけ
  • どうしてもクリームが必要な場合はシナリーのアイドル

そもそも保湿とは

保湿とは、肌が乾燥しないようにケアをすることです。

一般的には以下のような流れで行います。

  • 洗顔および体の洗浄
  • 保湿剤を肌に散布
  • 乳液・保湿クリームを塗布

洗顔および体の洗浄

最初のステップでは、汚れを落とします。

洗顔料を使っての洗顔や、石鹸・ボディーソープを使用して身体を洗うことが一般的です。

保湿剤を散布して水分を与える

汚れが落ちて肌が清潔になったところで、肌に潤いを与える目的で保湿剤を散布するのが一般的です。

このとき、多くの保湿剤は水をベースにしたもので、放っておくと水分が蒸発します。

蒸発して肌がカサカサになるのを防ぐために次のステップがあります。

乳液・保湿クリームを塗布して水分を閉じ込める

保湿剤で肌に潤いを与えたら、その潤いを逃がさないために乳液や保湿クリームなどを使用します。

乳液・保湿クリームは油脂性のものが多く、肌から水分が蒸発するのを防ぐ役割をします。

以上が一般的な保湿の流れになります。

保湿をすることの問題点

保湿をすると、一時的には肌がツヤツヤして、健康的な見た目になります。

しかし、保湿に慣れてしまうと肌が怠けてしまいます。

肌の本来の機能は、外部の有害な環境に対するバリア機能です。

バリア機能を発揮するには、肌に水分がしっかりと保たれる必要があります。

私たちの肌は、本当なら自分の力で水分を保つ能力があり、バリア機能を発揮するようにできてます。

しかし、保湿剤によって外部から水分を与えられることに慣れてしまうと、水分なんか供給しなくても良いんだな、と肌が認識し、本来持つ機能を発揮しなくなります。

そうすると余計にカサカサします。

カサカサするのでさらに保湿剤を使う、ということで負のスパイラルに陥って肌はどんどん怠けてしまいます。

脱ステ中の保湿の方法

脱ステ中の肌は、大抵の場合水分が少なくカサカサします。

アトピーの克服を、「一切の薬を使わなくとも健康的な肌を保つ」と定義するならば、保湿剤を含めて全ての薬をいつかは断つ必要があります。

私は、脱ステと同時に脱保湿も行いました。

脱保湿とは、その名の通り保湿剤からの脱却です。

保湿剤は一切使わないようにします。

脱ステ中は、それまで薬で抑えられていた炎症が現れ、浸出液が噴き出てきます。

それで良いのです。

炎症も浸出液も、肌が外部の異物と戦っている証拠です。

肌は必死に頑張っているのです。

そこに保湿剤などの余計な登場人物を増やす必要はありません。

身体にとっては、保湿剤に含まれる成分が敵となることもあります。

自分で敵を増やして肌に負荷をかける必要はありません。

脱ステ中は保湿剤もやめるのが正解です。

そもそも、アトピー肌は外部の刺激に敏感です。

余計なことはせず、シンプルにしておく方が賢明なのです。

どうしてもかゆい時、痛い時の保湿クリーム

とはいえ、脱ステはハードな道のりです。

どうしても辛くて保湿したくなる時もあります。

そんな時には、私はシナリー社の「idol」(アイドル)という保湿クリームを使っていました。

市販の保湿クリームを試した中で、これが一番刺激が少なかったです。

シナリー社の保湿クリーム「idol」アイドル
どうしても必要なときのシナリー「アイドル」

顔の保湿はどうするの?

顔に関しても、基本的には保湿剤はなしです。

顔を洗うときは、水かお湯だけです。

洗顔後にどうしてもカサカサする場合は水を付けて、タオルで拭かずに放置します。

それだけで意外と水分を与えることができます。

どうしても必要な時にはシナリーのアイドルの登場です。

ただし、女性の場合はお化粧をしたいことと想像します。

私は男なので、想像にはなりますが、女性の場合は以下の優先順位で対処できるものを選択することと思います。

ノー保湿&ノーメイク

これが理想です。

休みの日や、親しい友人と会うだけの日はノーメイクで過ごすように心がけます。

ノーメイクなんてありえないと思うかもしれませんが、あなたがメイクしようがしてなかろうが、意外と他人は気にしてません。

例え気にされていたとしても、その人は外見を気にする程度の人間なんだなと割り切ってみましょう。

アトピーの方は他人の目を気にして自分をないがしろにする傾向があるので、もっと自分を大切に扱う練習だと思ってやってみてください。

また、予め周囲の人に薬を抜いている最中だと打ち明けてみると、勝手に気を使ってくれるのでお勧めです。

私も会社の上司に予め宣言したところ、周囲から何も言われず自分のことに集中できました。

どうしても気になるなら、マスクをしたり帽子を被ったりすることも可能ですが、できれば堂々とあけっぴろげて過ごしてみてください。

私の個人的な考えとしては、化粧はある意味作られた美しさなので、女性の真の美しさではないと考えております。

すっぴんでもツヤツヤした肌の女性が真に美しい女性であり、歴史的にみても全ての女性が化粧なしでも輝けると解釈しております。

街ゆく中学生、高校生をみてください。

彼女らは化粧などしなくてもキラキラ輝いているではないですか。

1000年前の平安時代を考えてみてください。

今ほど豊富な種類の化粧があったわけではないです。

せいぜい白粉とプラスアルファくらいです。

それでも男は女に惹かれ、現代まで子孫が続いているではないですか。

女性が考えているほど、男は化粧に惹かれません。

男が女性に本能的に求めるものは人間としての瑞々しさです。

ノーメイクでノー保湿なのにツヤツヤした肌が実現できれば完璧です。

ノー保湿&ファンデーションのみ

ノーメイクは抵抗ある場合、まずはファンデーションのみにしてみることは一つの手段かもしれません。

化粧は厚くすればするほど、肌が呼吸できなくなります。

いきなりすっぴんは抵抗がある場合は、まずはファンデーションのみをお試しください。

洗顔はどうするの?

一般的な洗顔

一般的には、洗顔は以下の流れで行います。

  • 顔を温める(お湯洗顔)
  • 洗顔料で洗う
  • 洗顔料を洗い流す

しかし、脱ステ中の顔は基本的にガサガサです。

洗顔料を使ったら薬の成分がしみて痛くなります。

スクラブ洗顔なんか最悪です。

洗顔料を使うと、肌にとって自己修復に必要な分の皮脂も落としてしまい、回復が遅れます。

その意味でも洗顔料の使用は控えましょう。

正解はお湯でかるく流すだけ。

肌が毛羽立ったりするのが気になるようなら、水をパタパタとつけましょう。

時間が経つと乾いてしまうかもしれませんが、肌にとって必要な分は肌に残ります。

多少カサついたとしても、その時の皮膚にとって必要な水分が少なかっただけと解釈します。

再び1000年前の平安時代の話をしますと、当時は化学洗顔料なんてなかったはずです。

というか、鏡もろくになかったはずです。

そんな環境でも生き生きと過ごして、現代まで子孫が続いています。

洗顔料は人類にとって本当に必要なアイテムではないのです。

シャンプーとボディーソープについて

脱保湿を考えるうえではシャンプーとボディーソープについての考察も必要です。

こちらの記事でも記載しましたが、シャンプーやボディーソープには界面活性剤が含まれてます。

 ⇒ シャンプー何使ってる?

界面活性剤は、汚れを落とすのに非常に強力な化学物質ですが、強力すぎて肌に必要な皮脂まで落としてしまう欠点があります。

特に脱ステ中には肌への影響を最小限にするため、シャンプーもボディーソープも使わないことをお勧めします。

すなわち、湯シャン・お湯入浴です。

シャンプー・ボディーソープを使い続けてきて、いきなりストップすると最初は違和感があるかもしれません。

脂が残っているような感覚がありますし、きれいになった実感が湧かないと思います。

でも、そのくらいがちょうど良いのです。

必要な脂が残っているくらいが肌には良いのです。

ただ、それでも最初は気になると思いますので、最初は1日おきに使う日と使わない日を交互にして、慣れてきたら1週間に1回、その次は月に1回と、徐々に減らしていくことをお勧めします。

また、お湯で流す時間を長めにすれば、多少気が紛れるのでお勧めです。

(まとめ) アトピーと脱保湿

今回は脱ステ中の保湿について紹介しました。

アトピー肌は刺激に敏感ですので、本記事で紹介した脱保湿は脱ステが完了した後も実践することが、アトピーとうまく付き合う秘訣です。

実際、私自身も実践し、アトピーの悩みから解放されています。

要点をまとめると以下になります。

この記事の結論

  • 脱ステ中に保湿剤は必要ない(脱保湿)
  • 洗顔、顔のケアはお湯と水だけ
  • どうしてもクリームが必要な場合はシナリーのアイドル

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